[疑問]飛行機が欠航したら、どうするべきなのか?日本の大手航空会社例
- 交通報道 史旅編集
- 9月24日
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飛行機が欠航したら、どのような対応をするべきなのか?今回は日本の大手航空会社(ANAやJAL)のパターンを書きたいと思います。あくまでも参考程度にご覧いただければ幸いです。
ー欠航時の対応は2パターンー
・天候不良などの航空会社が原因でない場合の欠航や遅延(不可抗力)
天候不良や空港設備の被害など、航空会社による原因でない欠航の場合は、基本的に「自社の便への振替」か、「無手数料での払い戻し(全額返金)」2つのうちのどちらかを選択することになります。
基本的には他社の便や他の交通機関へ振替する場合は、払い戻しのみとなり、費用を負担することはありません。
※遅延などで、到着が遅くなった場合でも、交通費や宿泊費は自己負担が原則となります。到着地からの移動手段がない時間帯に到着した際には、チャーターバスや交通費の負担があった前例もありますが、これはあくまでも前例です。全てあるわけではないため、その時によって対応は変わります。ここはそういう事例もあるという参考程度にされてください。
・飛行機の整備や航空会社の都合などの航空会社が原因である場合の欠航(会社都合)
航空会社が原因で欠航した場合は、「自社の便への振替」「無手数料での払い戻し(全額返金)」以外に、他の交通機関への変更や他社便への振替が可能となります。
→基本的には、出発空港から到着空港までに掛かった交通費が負担されます。また宿泊を必要とする場合や、遅延して到着後に公共交通機関がない場合などは、タクシー代なども準備されます。
詳細はコールセンターや、欠航時に空港カウンターで問い合わせ、確認する必要があります。また航空会社が振替便を手配し、準備してくれる場合もあります。
※会社によった対応が一部異なってくるほか、その各便次第でも異なることがあります。
ー実際にどう動く?記者の行動例ー
ここでは例として、中の記者が欠航時にどのような対応するかを書きたいと思います。今回はANAもしくはJALに搭乗することを想定し、航空会社が原因での欠航を想定しています。
あくまでも一例です。参考程度として、ご覧ください。
まず便の欠航が決まった時点で、
1.自分が乗る航空会社の空きを探し、なければ他社便の空きをネットで探す。(ANA便が欠航したらJAL便の空席を探す。JAL便が欠航したらANA便の空席を探す。)
2.他社便しか空きがない場合は、他社便の空席がある便を予約する。
※ここで購入はまだ行わない。
3.空港の振替カウンターにて、他社便の予約が取れていることを申告する。
4.他社便を購入し搭乗するために必要な書類を受け取り、自分が乗る他社便の搭乗手続きカウンターへ向かう。
5.手続きをしてもらい、予約している分を航空券に変えてもらう。
このような流れを取ります。5.の時点では、欠航した航空会社が負担をする流れとなるため、本人がお金を支払う必要はありません。
また、他社便含めて満席の場合は、他の交通機関も確認し、移動できる交通機関を探します。また当日中の移動ができず、現地に宿泊する必要がある場合は、宿泊するホテルやそこまでの交通機関も探します。上限金額も決まっていますので、確認の上で探すことをおすすめします。
※これはあくまでも出発空港から到着空港までの間に掛かった交通費や宿泊費が負担となり、到着空港から先の目的地までは負担されません。
もし到着空港を通り過ぎて目的地まで行く場合、航空会社が負担するのは到着地空港までの負担となります。
しかし、到着地から自宅までの交通手段がない場合(最終便等で公共交通機関の運行が終了しているときなど)は、上限金額内であれば、移動費が支払われます。
重要なのは、必ず領収書を受け取る必要があります。これは事後精算する際に、領収書も一緒に送る必要があるため、領収書が出る交通機関やホテル乗車する際は、必ず受け取ります。上限金額が決まっているため、いくらまで支払ってくれるか、しっかり欠航時に確認しておくことが重要です。
今回はこのような感じで書いてみました。反響を見て、LCC版なども作るか検討していきたいと思います。皆様の何かあった際に役立つ知識として、参考程度に活用されれば幸いです。(記事分作成:運営記者)
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