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大雨 県内の公共交通機関荒れる

 台風12号の影響が昨日から出た鹿児島。今朝から県内の公共交通機関が、運転見合わせなどの影響が出ている。

 昨日夕方から運転見合わせした鹿児島市電は、今朝から運転を見合わせている。全線の点検を終え、試運転での安全性が確認でき次第運転を再開する予定。鹿児島市営バスは始発から運転を行っている。

 鹿児島交通の路線バスは、鹿児島市内と加世田や枕崎を結ぶ路線バスを中心に、運休や迂回運行が行われ、迂回の影響で停車しないバス停も出ている。また同社の川内や霧島方面の路線バスにも影響が出ている。

 鹿児島県内と熊本・福岡を結ぶ高速バスは、通常通り運行しており、鹿児島空港連絡バスも南国交通・鹿児島交通ともに運行されている。


 航空では、現時点で遅れや欠航の情報は出ていないものの、今後の状況では変わる恐れもある。鹿児島空港では、7時すぎから始発便が飛び始め、通常の運航が行われている。

 鉄道は、県内全路線で影響が出ている。

 JR九州の鹿児島県内路線では、鹿児島本線(鹿児島〜川内)・日豊本線(鹿児島〜国分)・指宿枕崎線(鹿児島中央〜枕崎)で、始発から運転を見合わせている。運転再開は夕方頃の見込み。九州新幹線は通常通り運転を続けている。

 肥薩おれんじ鉄道は、川内駅〜阿久根駅間で始発から運転を見合わせた。点検終了後に運転を再開するという。


 船の便では、桜島フェリーと垂水フェリーが先程から運行を再開した。

 鹿児島市と種子島・屋久島を結ぶ高速船は、午前中の便は欠航を決めている。午後に関しては状況待ちだという。

 この他にも、鹿児島県内のフェリーに欠航が相次いでいる。欠航が決まったのは、フェリーきかいの21日発の下り便と22日発の上り便、21日の鹿児島発と22日発の屋久島と種子島発のフェリーはいびすかす。21日夜出港予定の鹿児島から奄美群島経由の沖縄行き、フェリーあけぼのは、22日朝の出港に予定変更された。

 台風12号は、すでに中心が宮崎県を通過し、鹿児島県内ももうすぐで強風域は抜ける見込み。鹿児島地方気象台によると、22日に予想される雨量は多いところで、薩摩大隅地方で50ミリ、種子島・屋久島地方で70ミリを予想している。(記事文作成:運営記者)


 

 
 

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