【記者のひとりごと】土曜授業の縮小に思う事
- 交通報道 史旅編集
- 9月14日
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鹿児島県内の各紙は、鹿児島県内小中学校に現在行われている、第二土曜日の授業を縮小させ、年に3回程度にする方針を報道している。2015年頃から始まっている第二土曜日の土曜授業。記者もその時は学生だったため、その影響を受けた。当時は午前中3時間(1授業50分)受けて、清掃をして給食を食べずに帰るスケジュールだったと記憶している。
ちなみに土曜授業に関しては、私は断固として反対だった。実施の話を受けたときは、本気でやるのかと愕然としたのを覚えている。学校が嫌いだったこともあり、土曜日に学校で授業を受けるのはまっぴらごめんだと感じていた。周りの同級生は賛成する者もいれば反対する者もいた。中学では土曜日、午前中のみ部活をする学校もあった。だが月に1回の土曜授業の時は、昼食を持参して午前授業、午後部活という構図になった部活もあるというのも当時は聞いた。
2015年ごろには、鹿児島の小中学校で過ごしていたため、土曜授業は受けていた。当時の担任教師からは、土曜授業をやることで調理実習の時間が増えることや、今まで平日に実施していた持久走大会を、月に1回の土曜授業に持っていけることなどを話していたのを覚えている。
ただ土曜授業がすべて悪かったわけではない。中学時代は、土曜授業が始まる前は、合唱コンクールと文化祭を1日で行うため、合唱コンクールを午前中に、文化祭を午後に実施していた。月に1回の土曜授業開始後は、土曜授業のある日に合唱コンクールを行い、文化祭は1日開催になったため、文化祭の演目が増えてより充実感ある内容になったという恩恵も受けた。
しかし、それを差し引いても土曜授業を行うことで、月に1回は1日休みになるため、やはり幾ら若くても、身体は休まらない。ちなみに土曜授業で個人的に辛かったのは、遊びに出かける高校生達を横目に学校へ行くことと、土曜授業を全ての県が実施していない事だった。私の住んでいた地域は住宅街で、家族ずれも多い。高校は土曜授業の対象外だったため、遊びに出かける高校生達を横目に、学校に通学するのは物凄く嫌であった。またあくまでも決めているのは県のため、全国全ての県で決めているわけではない。だからこそ、なぜ鹿児島だけ実施しているのか、当時の自分は不思議でたまらなかったのを覚えている。
高校生になり、土日は完全に休みになった。学校行事や部活などで自分から学校に出かけることはあったが、土曜授業なるものはない学校をあえて選んだ所もあって、土日は学校へ行くことは基本ない。朝起きて、窓の外を見ると、子供たちが通学カバンを持って学校へ向かっている。「あれ?土曜日なのに、なんでこんなに小学生が・・・。あ、そうか。今日は第2土曜日か。」そういう風な感覚を持つようになっていた。
今回の土曜授業の縮小は、生徒や保護者などからろいろな声が出ていると聞く。私がいたころは、土曜授業を行うことで、友達と会えるから嬉しいという声もあれば、自分のやりたいことができないから廃止してほしいという声もあり、理由は多種多様で様々。今回の方針、私は見てて「ようやく縮小するのか」。そんな独り言を、ニュース記事からつぶやいた記者であった。(記事文作成:運営記者)


