被災した新幹線「つばめ」、海を渡り鹿児島へ 全線開業15周年で「感謝の旅」プロジェクト
- 交通報道 史旅編集
- 1月23日
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九州旅客鉄道(JR九州)は22日、2026年3月に迎える九州新幹線全線開業15周年を記念し、特別プロジェクト「つばめの大冒険」を始動すると発表した。2016年の熊本地震で被災し営業運転を終えた800系新幹線「つばめ」(U005編成1号車)を修繕し、海上輸送で鹿児島湾(錦江湾)など九州各地を巡る「感謝の旅」を実施する。

今回復活するのは、震災により熊本総合車両所で約10年間保管されていた車両だ。プロジェクトでは「また、みんなと会える。」をキャッチコピーに、再び動くことになった同車両が、台船に乗って海路を進む。
輸送ルートの計画によると、車両は3月29日に熊本新港を出航。その後、大牟田、八代、川内エリアを経て、鹿児島湾(錦江湾)エリアや指宿エリアの海上を巡る予定となっている。普段は山あいやトンネルを疾走する新幹線が、雄大な錦江湾や東シナ海を背景に「海を泳ぐ」姿は、沿岸部からも注目の的となりそうだ。
JR九州は、このプロジェクトについて「15年間にわたり利用してくれた乗客や、沿線で支えてくれた地域の方々への感謝を込めたもの」としている。
「つばめ」は海路での旅を終えた後、4月10日ごろにJR博多駅前広場へ到着。約10日間展示され、車体に桜のイラストを描くなどのイベントでフィナーレを飾る。
海上輸送の詳細な通過日時や見学スポットについては、天候等の状況を見ながら今後告知される見通しだ。

