奄美大島の路線バスにクレジットカード「タッチ決済」導入へ しまバス全車両で3月31日から 官民8者でキャッシュレス推進
- 交通報道 史旅編集
- 4 日前
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奄美大島のバス会社であるしまバスや奄美市、三井住友カードなど官民8者は2日、奄美大島におけるキャッシュレス化推進に向けた共同の取り組みを3月31日(火)から開始すると発表した。主力となるのは、しまバスが運行する路線バス全車両へのクレジットカード等による「タッチ決済」乗車サービスの導入だ。インバウンドを含めて増加傾向にある来訪者と、地域住民の双方にとって便利な移動環境の整備を目指す。
導入されるタッチ決済サービスは、三井住友カードが提供する公共交通機関向け決済ソリューション「stera transit(ステラトランジット)」を活用する。対応する国際ブランドはVisa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club、Discover、銀聯の7種類。
乗客は、対応するクレジットカード、デビットカード、プリペイドカード、またはカードが設定されたスマートフォンを車内の端末にかざすだけで支払いが完了する。事前の現金用意やチャージ、サインの手間が不要となり、乗降時間の短縮や利便性の向上が期待される。対象端末は路線バス全車両へ順次設置される。
奄美大島では2020年以降、観光客が増加し存在感を高めている一方で、奄美群島観光物産協会のアンケート調査等では、公共交通機関の利便性について改善を求める声があがっていた。また、離島という特性上、ATMや金融機関の店舗数が限られているため、現金に依存しない決済手段へのニーズが高まっていたという。島内全体のキャッシュレス化を後押しするもう一つの柱として、奄美信用組合においてプリペイドカード「かぞくのおさいふ」の代理募集も新たに開始される。同カードは6歳以上から保有可能で、学生や子どもでもバスのタッチ決済乗車に利用できる。
今回の連携には、しまバス、奄美信用組合、奄美市、琉球銀行、三井住友カード、ジェーシービー、小田原機器、QUADRACの8者が参画している。自治体、交通事業者、地域金融機関、カード会社が一体となり、観光事業と地域住民の暮らしの双方を支えるキャッシュレス環境の構築を進めていく。

