種子屋久高速船 指宿寄港を3月末で休止 利用者激減で「限界」収支改善へ断腸の決断
- 交通報道 史旅編集
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種子屋久高速船(鹿児島市)は5日、高速船「トッピー&ロケット」の指宿港(指宿市)への寄港を、今年3月31日をもって休止すると発表した。ピーク時に比べ利用者が3分の1まで落ち込んでおり、同社は「企業努力も限界に達した」と説明。県内観光の主要ルートの一つである「鹿児島―指宿―離島」を結ぶ航路が事実上、姿を消すことになる。これまで同航路は、指宿で砂むし温泉を楽しんだ後に屋久島へ向かう「観光周遊ルート」の役割を担ってきた。

同社によると、指宿港への寄港は観光地としての需要創出を目的に継続してきた。しかし、利用者は2012年をピークに減少。追い打ちをかけたのが新型コロナウイルスの感染拡大で、一時期はピーク時の約3割まで激減した。 その後、種子島・屋久島の観光需要は持ち直しつつあるものの、指宿港の利用状況は厳しいまま推移。燃料費の高騰や運航効率の観点から、寄港の維持が困難と判断した。
3月末の休止により、4月以降に指宿から離島へ向かうには、一度鹿児島市へ戻るか、他の交通手段を検討する必要がある。同社は「長年利用いただいたお客様や旅行会社、関係者の皆様には大変な不便をかけるが、何卒理解いただきたい」としている。3月31日が最終寄港日となり、4月1日からは全便が指宿港を通過するダイヤとなる見通し。
