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ジェットスター・ジャパン、豪カンタス撤退で「純日本」LCCへ 政投銀参画で新ブランドへ

 日本航空(JAL)と豪カンタス航空などは3日、成田空港を拠点とする格安航空会社(LCC)ジェットスター・ジャパン(千葉県成田市)の資本構成を根本から見直す「戦略的変更」に合意したと発表した 。設立から約14年、日本の空にLCC文化を定着させた「ジェットスター」ブランドが消滅し、2027年には新たな「純日本資本」の航空会社として生まれ変わる 。

参考資料:ジェットスターの飛行機
参考資料:ジェットスターの飛行機

■ 豪カンタス「自国回帰」とJAL・政投銀の「インバウンド戦略」が合致

 今回の再編劇の背景には、日豪双方の戦略的な思惑の一致がある。  豪カンタスグループは、現在グループ史上最大規模の機材更新計画を進めており、リソースをオーストラリア本国の中核事業へ集中させるため、日本市場からの資本撤退を決断した 。  一方で、これを受け入れるJAL側には、勝算がある。新たに資本参加する日本政策投資銀行(DBJ)は、航空業界への豊富な知見と資金力を持つ 。JAL、DBJ、そして東京センチュリーという国内有力企業3社による「本邦資本主導」の体制を確立することで、意思決定を迅速化し、日本の国策でもある「観光立国」推進のエンジン役を担う狙いだ 。


■ 「ジェットスター」の名を捨てる覚悟

 業界に衝撃を与えたのは、ブランドの完全刷新だ。新体制への移行に伴い、知名度の高い「ジェットスター」ブランドの使用を終了し、2026年10月を目処に全く新しい航空会社ブランドを発表する 。  既存の知名度を捨てるリスクはあるものの、同社はこれを「日本を代表するLCCとしての地位を強固にする好機」と捉えている 。成田空港の機能拡張を見据え、国際線ネットワークの拡大を独自のブランドで強力に推し進める方針だ 。

 今後のスケジュールとして、2026年10月に新ブランド名を発表し、2027年6月までに株式譲渡とブランド移行を完了させる予定だ 。「ジェットスター」として培った14年間の実績と効率的なオペレーションを基盤に、日本の資本と新たな名前で再出発する同社 。LCC競争が激化する中、その真価が問われることになる。


現在ジェットスターは、鹿児島空港からは成田国際空港を結ぶ路線が運航されており、首都圏への足としてだけでなく、日本航空とのコードシェアも行っており、成田経由での訪日客(インバウンド)の流入経路としても重要な役割を担っている。2023年には就航から10年を迎え、記念セレモニーの他に鹿児島中央駅に隣接するアミュプラザ鹿児島内のアミュ広場でイベントを開催した。現在も1日1往復、鹿児島と東京(成田)を結んでいる。

2023年の鹿児島ー成田路線就航10周年時に行われたアミュ広場でのイベント
2023年の鹿児島ー成田路線就航10周年時に行われたアミュ広場でのイベント

 
 

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