移動の介助依頼、スマホで一括完結へ ソラシドエアやJR九州が連携拡大 「Universal MaaS」実証実験
- 交通報道 史旅編集
- 1月8日
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車いす利用者や高齢者など、移動にサポートを必要とする人々が、航空機や鉄道、宿泊施設の介助依頼を一括で行えるサービス「Universal MaaS(ユニバーサル・マース)」の連携事業者が大幅に拡大されることが7日、わかった 。今回の実証実験拡大には、鹿児島空港を拠点の一つとする株式会社ソラシドエアや、九州旅客鉄道株式会社(JR九州)などが新たに参画 。鹿児島県内を発着する旅程においても、障がい者等の移動負担が軽減されることが期待される。

■ 面倒な連絡手続きを一本化
これまで、車いす利用者が旅行する際は、航空会社、鉄道会社、宿泊施設のそれぞれに個別に連絡し、車いすのサイズや歩行能力などの詳細情報を繰り返し伝える必要があった 。今回の「一括サポート手配」サービスを利用すれば、利用者はスマートフォンなどのWEB画面で介助情報を一度入力するだけで、連携する複数の交通事業者へ同時に依頼や通知が可能になる 。
■ ソラシドエアは19日から開始
県民の足として馴染み深い航空分野では、既存の全日本空輸(ANA)に加え、新たにソラシドエアが参画した 。両社とも国内線全路線が対象で、WEBのみで手配依頼が完結する「パターンA」に対応する 。ソラシドエアでの運用は1月19日から開始される予定で、羽田や那覇、名古屋などへの移動の際、事前の電話連絡などの手間が大幅に省けることになる 。
■ JR九州も27日から参画、県内路線は情報連携へ
鉄道分野では、JR九州が1月27日から実証実験に加わる 。博多―門司港間(鹿児島本線経由)ではWEBでの一括手配依頼(パターンA)が可能となる 。鹿児島県内の各駅を含むその他のエリアについては、WEB上で各社の連絡先や手配方法をスムーズに案内する「パターンC」として情報連携が図られる 。また、株式会社日立製作所が提供する業務支援サービスとの連携により、将来的には航空と鉄道のサポート依頼がさらにシームレスにつながるシステムの構築が目指されている 。
■ 宿泊施設も予約まで可能に
今回の拡大では、宿泊予約サイトコントローラーを手掛ける「手間いらず株式会社」との連携により、全国157の宿泊施設(1月時点)への介助依頼と予約が同時に行えるようになった 。
サービスは「Universal MaaS」の公式サイトから利用可能。国土交通省の「日本版MaaS推進・支援事業」にも採択されており、誰もが気兼ねなく移動を楽しめる社会の実現に向け、検証が進められる 。
【サービスの利用・詳細】 Universal MaaS「一括サポート手配」 URL: https://universal-maas.org/one-stop-support-arrangements
