日本全体の国際線増加 昨年より便数を伸ばし、就航数は過去最大へ
- 交通報道 史旅編集
- 11月8日
- 読了時間: 2分
国土交通省は5日、今年10月26日から来年3月28日までの2025年冬期間の国際線定期便の概要を公表し、大空港・地方空港共に過去最高の就航数を更新した。冬期間に日本から国際線を就航する128社のうち海外航空会社は120社になる。
成田(成田国際空港)・羽田(東京国際空港/羽田空港)・中部(中部国際空港)・関空(関西国際空港)・福岡(福岡空港)の主要5空港に関しては、インド、タイ、台湾、韓国、中国のアジア路線やカタール、トルコの中東路線が前年度の便数を上回った。また成田・関空・福岡の3空港では、アジア路線が安定的に伸びてきているという。関西空港と福岡空港は今年夏ダイヤから、成田空港は今年冬から発着枠が増えた。さらに福岡空港は、今年3月に2,500メートルの第二滑走路がオープンしたことで、1時間当たりの離発着処理能力は38回から40回へとやや向上している。

地方空港と海外を結ぶ便では、タイ・韓国・中国・台湾の後押しを受けて、前年より大きく増加している。鹿児島空港では、10月26日からの冬ダイヤで、大韓航空とチェジュ航空が毎日運航となり、イースター航空が11月後半から毎日運航で再開するなど、東アジア路線の伸びは著しい伸びを遂げている。
今年冬の全体的な就航数は、旅客便で週5,679便、貨物便で週561.5便。旅客便は前年度比で10%・貨物便で5%上昇し、冬期は過去最高を更新した。



