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【記者のひとりごと】再び賑やかな日が来ることを願って、肥薩線の復興目指せ

 肥薩線が8月の大雨で被災し、不通になって早3カ月が過ぎた。今月18日、JR九州は年内中の復旧見込みから、年明け以降も当面運休になると発表し、復旧時期が見通せない状況へとなった。表木山駅から日当山駅の間の被災した箇所では、写真から見ると線路土台が流されており、線路が宙に浮いている状況だ。現在は代行バスが運行しているが、駅では以前の賑やかさが消えている報道も見る。現在肥薩線が全て不通となってしまった今、再び肥薩線に賑わいが戻ってくるのか不安な沿線住民も多いだろう。


 以前は観光列車を乗り継いで、鹿児島中央駅からはやとの風で吉松駅、そこからいさぶろう・しんぺいで人吉駅、さらにそこからSL人吉やかわせみ・やませみで新八代や熊本駅まで行くことができ、錦江湾を眺めながら、山を越え、球磨川の流れる風景を楽しみながら、鹿児島から熊本まで移動できるルートとして、旅行客らに選ばれていた。私も2016年にこのルートを利用したことがあったが、土日休みには観光客の多く、特にSL人吉はほんとに取るのに苦戦したものだった。だが各駅の賑わいだったり、人吉駅で見てた駅弁の立ち売りの姿、SLの音と匂い、懐かしい思い出になってしまったのは寂しい限りである。


 2020年、熊本豪雨で肥薩線の八代駅ー吉松駅が不通になった。その後ははやとの風が単独で鹿児島中央駅から吉松駅を運転していたが、それも2022年春に運転を終え、その後はふたつぼし4047へ改修されて、現在は長崎県・佐賀県を走っている。さらにいさぶろう・しんぺいも、2024年にかんぱち・いちろくへ改修され、現在は北部九州を走ることに。SL人吉も老朽化で惜しまれつつ引退した。肥薩線不通前で現在残る観光列車は、かわせみ・やませみと、昔運転していた九州横断特急、SL人吉の客車部分だけとなった。


 ただ、悪い話だけが肥薩線にあるわけではない。今年肥薩線の八代駅から人吉駅が鉄道復旧で合意したのは有名な話だが、さらに最近ではSL人吉の機関車が人吉駅前で動態保存され、短い距離だが再び動き出した。また来年夏に実施される熊本デスティネーションキャンペーンの一環で、今月16日からホームの一部が入場無料で立ち入れるようになった。以前肥薩線のワークショップに参加した際も、参加者人一人が、肥薩線を復興させるだけではなく、どのように賑やかにさせ、存続させていくかも、地元の人々は真剣に考えているんだと改めて実感し感動したところだった。


 表木山駅から日当山駅の間の被災した箇所に関しては、機材や資材の搬入経路の整備が進んでいる状況のため、復旧はまだかかるだろう。今後費用負担などを話し合うとなれば、さらに復旧に時間を要するかは目に見えているため、そうなった場合にどれだけ復旧までに時間を要するかだろう。ましてや復旧断念は絶対に避けたいところだ。今後も、肥薩線に再び賑わいが戻ってくる日を願うばかりだ。(記事文作成:運営記者)

 

 
 

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