【九州新幹線全線開業15周年】つばめ感謝の旅 10年前に被災した新幹線車両を活用して大冒険の旅へ
- 鹿児島地域交通通信社
- 4 日前
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九州新幹線全線開業15周年を記念するプロジェクト「つばめの大冒険」の一環として、台船に乗せられた新幹線800系「つばめ」が、鹿児島県内の港を巡っている 。10年前の熊本地震で被災した車両を活用し、海路で九州沿岸を進みながら沿線住民へこれまでの感謝を伝える試みで、現在は鹿児島港北埠頭に停泊している。

3月29日に熊本港を出航した「つばめ」は、4月1日13時30分頃にいちき串木野市の串木野港へ接岸した 。同港では翌2日の16時50分から18時30分頃にかけて見送りセレモニーが開催され、「れいめい高校管弦楽部」や「串木野チアリーディング Sailor☆Stars」がパフォーマンスを披露した 。また、停泊中には日高水産加工の工場見学が実施されたほか、セレモニー時には同社の協力による特別なお土産が個数限定で配布されるなど、地域と連携した催しが行われた。その後、車両は3日朝に鹿児島港北埠頭2号岸壁に接岸した。4日は終日同港に停泊しており、ウォーターフロントパークから自由に観覧できる。

今日11時過ぎには、数十名の人々がウォーターフロントパークからつばめを見学していた。鹿児島市内は朝から大雨が降っていたが、この時間帯は雨も落ち着いており、見学者も多かった。水路でのイルカショーを行っていたこともあり、ショー終わりにつばめを見にやってくる人々も多かった。家族ずれも多いが、年配層の姿も目立ち、見学者の年齢層は幅広い印象だ。家族で訪れた男の子は鉄道が好きとのことで、昔は九州新幹線にも乗っていたという。「(つばめが見られて)本当に嬉しい。まさかここで見られるとは思っていなかった。」と話した。

今回運ばれているのは、2016年4月14日の熊本地震で被災し、営業運転を退いた「U005編成1号車」である 。約10年間、熊本総合車両所に保管されていたが、開業15周年の節目に合わせて修繕・再塗装され、シンボルとして復活を果たした 。当初は4日9時から観音崎(道の駅いぶすき付近)での海上停泊ならびにウォーキングイベントとのタイアップも予定されていたが、悪天候の予測により中止となった 。今後の航行スケジュールとして、5日午前8時頃に鹿児島港を出航し、6日の平戸瀬戸通過を経て、最終目的地であるJR博多駅前広場でのイベント「つばめ、満開」(4月10日開催)を目指す。


